先日、保険会社のセミナーを受けてきました。
その内容は「二次健康診断等給付制度」についてです。
二次健康診断等給付制度???全く知りませんでした…
このようなものです。
1. 「二次健康診断等給付制度」とは
この制度は、過労死等の原因にもなる脳・心臓疾患の発症を予防するための国のセーフティネットです。一次健康診断の結果、脳・心臓疾患の発症リスクが高いと判断された労働者に対し、精密な検査(二次健診)および生活改善の指導(特定保健指導)を、1年度につき1回、全額労災保険負担で提供します。
2. 対象となる条件
全ての「要再検査」が対象ではありません。一次健診の結果、以下の4項目すべてに「異常所見」が認められた場合が対象となります。
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血圧
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血中脂質
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血糖
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肥満度(腹囲またはBMI)
これら4項目が重なることは、生活習慣病のシグナルであり、放置すると重大な疾患に直結する可能性が高いため、国の制度として手厚いサポートが用意されています。
3. 会社が知っておくべきメリット
「健康管理は個人の問題」と捉える時代は終わりました。特に私たちのように事業継続力(BCP)を重視する組織において、人的資源の維持は経営の根幹です。
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リスクの早期発見: 重大な疾患を未然に防ぐことは、事業の急停止を防ぐことと同義です。
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健康経営の証明: 「会社が従業員の健康をケアする仕組みがある」ことは、社員の安心感と組織へのエンゲージメントを高めます。
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費用負担なし: 労災保険給付のため、会社側の追加費用負担はありません。
4. 手続きのステップ
もし該当する従業員がいた場合、手続きは以下の通りです。
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請求書の発行: 従業員が「二次健康診断等給付請求書」を用意します。
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事業主の証明: 会社が請求書に証明(押印等)を行います。
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受診: 労働局が指定する医療機関等で受診します。
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結果の確認と措置: 健診結果を受け取り、医師の意見に基づき必要に応じて就業上の措置(配置転換や労働時間の短縮など)を検討します。
「忙しいから」と検査を後回しにする習慣が、もっともリスクの高い事業停止要因になってしまいますね。
BCPの一環として、まずは定期健康診断の結果を再度見直すことから始めてみませんか?従業員の健康を守ることは、最も確実で効果的な「企業防衛」になると思います。

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